国会議事堂中央ホール 幅5m×高2.5m
   

国会議事堂ステンドグラス修復

 

日本のステンドグラスの到達点

明治21年、国会議事堂を自国の力で建設するため、ドイツに派遣された宇野澤辰雄によってステンドグラスの技術が日本にもたらされました。

それから約50年後の昭和11年、日本のステンドグラスの集大成として国会議事堂が竣工しました。
使われたステンドグラスは衆参合わせて13ヶ所約1200平米、現在でも日本でこれほどステンドグラスが使われた建物はなく、宇野澤ステインドグラス製作所、別府ステインドグラス製作所、玲光社の3社が総力を挙げ、約10年を掛けて完成させました。

弊社創業者の松本三郎は、昭和5年に宇野澤ステインドグラス製作所に入所、国会議事堂ステンドグラスの製作に携わり、ステンドグラスを大八車に乗せ、日比谷の坂を何往復もしました。

中央広間に入るとまず目の前に見えてくる象徴的な半円のステンドグラスです。
幅5.7m×高さ3m、約3500ピースで構成されたこのステンドグラスのデザインには、国会という場があるべきモチーフが描かれています。
中央の盾(シールド)の中に向き合う鳳凰、その上には権威を表す王冠(クラウン)、左右には平和の世を照らすトーチの炎、それらを囲む和風の花と植物模様。外周のボーダーはアカンサスとパルメットを配した植物模様の古典様式で囲まれ、背景はトラディッショナルなアンバーのキャセドラルグラスが用いられています。和と洋が融合した上品なデザインです。中央広間から見あげたステンドグラスの裏側は国会議事堂の4階部分、国会図書館国会分室の通路となっております。窓の配置が異なるため、4面で違った光の差し込みを見ることができます。平成の大改修(H7)では、一旦枠より撤去し、補修・クリーニング後に、衝撃防止のポリカーボネートを設置しました。

                 
物件名国会議事堂
所在地東京都千代田区製作年 未分類
寸法
原画
設計/施工